高橋*安彦
- August 21, 2006 12:08 AM
- creating
週末だと言うのに回復しきれてませんが何か。
(ちうかもっと酒呑む機会を設けなあかんなぁ...ですよねDやんWさん)
さておき某Gyaoで安彦良和さんが動いていたので、ちょっと面白そうだなー、と思って観てみた。
オリジナルの肝 安彦良和は、作品創作についてかくの如く語った
(視聴は2006/08/25,12:00まで)
毎回骨太な内容でクリエイターの本音に迫り、アニメシーンを独自の視点で切り取るトーク番組。数々の名作を生み出した高橋良輔監督が、毎回違うキーワードをもとにアニメ界で活躍する数々の著名クリエイターらとトークを展開する。登場するクリエイターたちは、安彦良和、富野由悠季、伊藤和典、押井守、出﨑統、大地丙太郎、米たにヨシトモ、渡辺信一郎(放送順)など、現在のアニメ界になくてはならない人物ばかり!
個人的に安彦さんというと、漫画家でガンダムのキャラデザイン?程度のメタデータしか引っ張り出せないわけだけども、なかなか面白かった。
作家なんて無理だ、と思って作業者としてのアニメータに流れた話とか...
一方殆んど知らなかった高橋さんの遍歴見てると、これも面白い。
まんが日本昔話やらサイボーグ009なんかに関わって、ボトムズをやったりされたそうで。
ていうか全く知らんかったよ。とほ
(所詮単なるテレビっ子でアニメ見ぃとしてはユルイです)
サムライトルーパーとかもやってたのか...懐かしいな...うわ モリゾーとキッコロ もか!
(ていうか幅広いね)
さて、ものづくりに関わる者としての視点で見てたんだけど、アニメ業界を一例に、~業界ってのもあるようでないのかなぁ、という気がした。
金に興味があるタイプの人間にとっては、というかコンテンツがどのメディア形態を取るかで自分の取り分が変わってくる場合、この手のカテゴライズが必要になってきて定着するのかな、と。
タグと一緒で、こういった 市場/業態 カテゴリもあると便利だと思う人がいるから作られていくわけで、それを不要だと思う人が妄想に基づいて原理主義的に否定したって、無くなりようがない。
(フォークソノミーの場合はメリットが遥かに大きいし、イヤならJavaScriptで見えなくしてしまえばよいわけだ)
レコードの売ってないレコード屋に行ってエレクトロのCDをイージーリスニングコーナで買うあの虚しさや、出版社の名前が判らないばかりにお気に入りの作家の本が探せない苦労をを知ってる人なら、この辺のことを少し考えてみると面白いかも。
今はAmazon行けば解決したりするのか...いやかなり脱線。
コンテンツを作る側の人間にとっては器も業態もどうだっていいと思うんだけど、むしろ その現場が作品を生むのに適さない/作り手とその手法の水が合わない 場合は作品に顔を向けてやり方を変えてみたほうがよいこともあるみたいだ。
可能性の話ばかりで言い回しが変だけど、気にしない...
この辺の議論は マンガ学 って本を読むと判りやすく書いてあるんだけど、その解説はまた別の機会にでも。
(私はこの本のp189最終コマが大好きです。いやまた脱線...)
さて自分のことを考えてみると、モノづくり というよりかは 器作り に近い現場にいる。
面白味が無いわけではないが、そこに語るべき物語は無いし、こういう内容ではなく手段や過程を楽しむ様なモノづくりってのが自分にあっているかどうか、ときどき考えないかんね...
まぁ器用貧乏な人間にとっては、自分に出来る仕事があるだけでも有難く思わないといけないかも知れない。
(卑屈な終わり方だな)
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↑アフィリエイトだけど絶版なので買えませんよ
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