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酒呑みの会話
- May 21, 2006 11:37 PM
- miscellaneous
今週は1日しか週末が無くって、ホントはいつものように丸1日眠る予定だったりしたんだけど。
何故かBBQ@能勢でした。
インドア人間なのになぁ。でもそこに酒があれば出かけるんです。えぇ。
まぁここは日記ではないのでいちいち詳細は書きませんけども、そこで喋ってた内容で、
ビールは炭酸ではない。これくらい常識。
という話を聞いたのです。
え!? あの泡は炭酸(O=C=O)だろ...ということで気になったので調べて纏めてみました。
"炭酸"とは?
まず俗に言う"炭酸"とは何か?
- 炭酸:二酸化炭素。常温で気体。比重で云うと空気よりも若干重い
- 炭酸水:水を溶媒、二酸化炭素を溶質とするもの
一般的に云うと、上記どちらかの意味合いで使っていると思います。
まぁ炭酸水そのものは、飲み易い飲料水の豊富な日本だと、酒呑みの台所か水商売の店でもない限り出番はないでしょう。
なので更に"炭酸水"とは二酸化炭素の入った味付きの飲み物(炭酸飲料?)だと仮定します。
"炭酸飲料"とは?
調べてみた処、以下のようになっています。
炭酸飲料とは、- 飲用適の水 (単に以下「水」という。)に二酸化炭素を圧入したもの
- 1に甘味料、酸味料、フレーバリング等を加えたもの
- 香料
- 果汁又は果実ピューレー
- 植物の種実、根茎、木皮、葉、花等またはこれらからの抽出物
- 乳又は乳製品
ちなみに炭酸飲料の上位カテゴリに当たると思われる、清涼飲料水については、"乳酸菌飲料・乳及び乳製品を除く、酒成分1容量%未満の飲料"ってことらしいです。
あぁ、ややこしい。
で。
ビールは炭酸ではないのか? それは常識なのか?
まず、上記の内容を見てみれば判るように、ビールは炭酸飲料ではありません。
しかし、ビールの泡は紛れもなく二酸化炭素です。
(もう少し詳しく云うと、ビールの酵母やたんぱく質で包まれた二酸化炭素のカプセルみたいなもの)
要するにビールは日本国内の定義では"炭酸"(炭酸飲料)に当てはまらないが、発生する泡の正体は"炭酸"であると云えます。
短くして云うと、ビールは"炭酸"ではないが、"炭酸"を含む飲み物であるということです。
最後に、もうひとつ。
飲料業界関係者でもない限り、"ビールが炭酸ではないこと"は常識ではないと思いました。
つまりは用語の定義と使用方法が問題だったというオチ。
正しい表現で言うと、ビールは日本国内で炭酸飲料として分類され、流通することはない。この程度の事は飲料業界で口に糊する者にとっては常識であるみたいな感じでしょうかね。
(私信:Mさん、ガッテンして頂けましたでしょうか。)
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